2023年04月22日

シンガポール遊覧バス 1

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シンガポールは、ラマダン明けの休日。
そこで昨日は、家人とシンガポール市内観光バスに乗った。
「移住」してほぼ10年、初めての遊覧バスである。
遊覧とはいえ、市内の主だったところを一時間で回るコースと、古い社寺を一時間で回るコースの二系統。この遊覧バス、乗り降りが自由になっていて、興味が持てそうな場所で降りて見学、次にやって来るバスに乗ってまた移動というルールになっている。つまり先に述べた「一時間」は、乗っていれば出発点に一時間で戻るという仕掛けになっているという意味である。10年にして初めて遊覧バスに乗る気になったのは、先週日本からの「お客」を案内して乗ってみたら、まぁそれなりに楽しかったからで、病気明け半療養中の家人の気分転換にでもと考えた次第。
乗り場は、市内有数の大きさのサンテックシティというモールにあり(コンベンションセンターもあり、かなり大規模な国際会議もできる。実際数年前に愛弟子のYS君がここに国際会議にやってきて、再会を楽しんでいる)、我が家からはバス、MRTを乗り継ぎ小一時間である。それにこの遊覧バス50分毎に出ているので、思い立って出かけても十分に利用できる仕組みとなっている。また団体客の利用が多いので、二三人ならどれにでも乗れる。大いに使い勝手がよろしい。というわけで2時前にバスに乗り込み、4分3周したころ、シンガポール植物園。我々は下車し、軽いランチの後、蘭のコーナーを訪れた。
(この稿続く)

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2023年04月21日

シンガポールの風 12

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ラマダン(断食月)があけた。
ラマダンのことを初めて知ったのは、1990年代の初頭。
インドネシアでのロケット誘雷実験中であった。名古屋工業大学のNKさんが、イスラム教に詳しくて、いろいろ教えてくださったように覚えている。日の出から日没まで、ラマダン期間中は食事をとらない、水も飲まないという断食。あの頃は、われわれ日本人だけが昼食をするので、実験に参加しているインドネシア人に方々に対して、何やら申し訳なさを感じたものだ。
そして次のラマダンとの出会いは、E-JUSTに二年関わったアレキサンドリア、2010−2012年のこと。近所の友人家庭が、ラマダン明けのBreakfastを一緒にと誘ってくださった。今度は逆に、夕食(我々にとって)で大いに盛り上がるBreakfastには附いて行き難いような何かを感じた。
そして2013年にシンガポールにやって来てからは、毎年ラマダンを経験していることになる。一緒に働いている同僚の中には敬虔なイスラム教徒がいて、イスラム教の新しい面を教えられた気がしている。
ちなみに昨日の夕方日没の二三時間前から、家の近くの高速道路は大渋滞の様相であった。
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2023年04月20日

シンガポールの風 11

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シンガポールは、朝から曇天。
今はモンスーンとモンスーンの間(Inter monsoon)だから、もうちょっと晴れの日が多くても良い筈なのに、最近は意外と曇天の日が多い。ただ本職の雷放電活動の研究者という立場からは、夜間に雷雨が多いのは以前から持っている知見とは矛盾しない。実際、インドネシアのロケット誘雷実験、最初に成功したのが4月中頃だったような。
(今ネット検索してみたら、4月6日午後10時過ぎとあった。)
私の記憶では中旬だった筈で、当たらずと言えども遠くはなかった。ちなみにこの成功は、ロケット誘雷には初心者だった私が、Go sign を出した。(これは間違いない!)
ロケット誘雷のことはさておき、専門外の人達は
「地球温暖化で、今年の天候は普通の年とは違う!」
と、ついついおっしゃるけれど、まだまだ温暖化だけで説明はできまい。
この地シンガポールに住んでほぼ10年。毎日のように雷鳴を聴きながら、ようやく好奇心に火が付いた。それはモンスーン時期の雷活動と、インターモンスーン時期の雷活動、どこが同じでどこが違うのかという点。30年前のロケット誘雷実験では、最初はそこまで考えることがなかった。が、二年、三年と足ふみをしているうちに、インターモンスーン時期の方がという結論になったと記憶している。弟子の恩のおかげで、この地の雷活動を継続的に観測できそうで、となると
「雷性状もはっきりしてくるんじゃないかな。」
と期待を持っている次第である。
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2023年04月19日

シンガポールの風 10

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昨日会社からの帰りは、MRTを利用した。
始発駅からで乗り込んだときには、席はがらすき。
爺は当然ながら、優先席に座る。
二三駅も過ぎれば、乗客も徐々に増え始め席はほぼ埋まってしまう。
隣に座った御仁、新聞を取り出し大きく広げて読みだす。
このあたりが日本の車内と様子がすっかり違う。
日本の場合は、小さくたたんで読むのが常識だろう。
ここシンガポールでは、超満員になることもないからだろうか。
さてその隣の御仁の新聞記事、大見出し
「放念脂肪肝、小心肝硬化」
が強烈で、真剣に読んでいらっしゃる。
さすがに爺には見出し以外は、内容が分からない。
ちなみにこの見出し、
「脂肪肝をほうっておくと、肝硬変になるかもしれない!」
といった辺りだろう。
日本語では、「小心」は気が小さいといった意味ながら、中国語では気をつけろといった意味合いであると聞く。ちなみに「小心地滑」は、道などが濡れていて
「滑り易いので注意して欲しい。」
という意味なのだそうな。
中国語の解説はさておき、
「放念脂肪肝、小心肝硬化」
の見出し、生活習慣病満載のわが身につまされますなぁ。

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2023年04月18日

近づくゴールデンウィーク

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一週間程したら、ゴールデンウイーク。日本は、海外旅行、国内旅行と盛り上がってんやろうかな。もうコロナも普通の病気扱いやちゅうからな。
屈折しているようやけど、子供の頃のわいはゴールデンウィークをあんまり好きちゃうかった。好きやなかったんは、小学校時代やから60年以上も昔のことになるなぁ。確かにあの頃は、今に比べたら休みも少なかったんで、5月4日なんちゅうのは、土曜日あったとしても午前中は学校に行ったもんや。土曜日半ドンが無くなったんは、1990年代のなってちゃうかったかな。ちゅうてももう30年は経ってるんや。
話を戻してや、なんで好きちゃうかったかちゅうたら、休みが多て学校に行ったりいかんかったりやったからや。それに向かいのT さん同い年の同級生おって遊び仲間やったんやのに、5月の休みには実家の神戸に行ってまうんで、遊び相手が居らんようになるからや。せやからゴールデンウィークは、退屈で退屈でしょうなかったからや。
まぁ神戸に行ってたって聞かされるんは、ゴールデンウィーク開けやったけどな。小学校低学年やったわいには、その神戸はなんや憧れになってしもた。ちゅうのも、神戸から帰って来やったら、見たことないチョコレートやらビスケットを持って帰りやったし、おやつの時間には紅茶やコーヒー飲んでやったからや。あん頃貝塚の田舎やったら、紅茶コーヒーはまずなかったし、チョコレートちゅうたら森永か明治の板チョコぐらいしか見たことなかったもんなぁ。珍しがるわいに、神戸から帰ってしばらくは見せびらかしやる。そんな遊び仲間のいばる態度も、ゴールデンウィークきらいになった、理由の一つやろな。

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2023年04月17日

首相襲撃

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和歌山で遊説中の首相が襲われるという事件があった。
幸いなことに犯人はすぐに取り押さえられ、大事には至らなかったという。
インターネット新聞の記事によれば、犯人の自宅には火薬用の材料も見つかっているという。その犯人、小学校は活発な児童だったようだが、中二あたりから大人しくなったともあった。中学生と言えば、思春期であれこれ悩んだり考えたりする年代だけに、何かに影響されての結果なんだろう。とはいえ犯人に何か思想的背景があるのか、ないのか現時点では情報が限られすぎていて、はっきりとは分からない。
それにしても我が国、物騒な国になったものだ。
昨年夏の元首相の遭難に続き、またぞろ「問答無用!」とテロに走るというのだから。
嬉しくない話ながら、政治家センセイには、絶えず身の危険がついて回る。とりわけ政権政党の重鎮のセンセイ方は、命がけである。
そんな国ではなかった筈なのに、いやはや困ったことだ。

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2023年04月16日

データ改竄の記事 2

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昨日の内容を受けて、今日は大いに青臭いことを語りたい。
私は昭和24年1月(1949年)の生まれで、団塊の世代のほぼ最後にあたる。
さすがに戦後の貧しさや空腹を経験していないけれど、そんな私でも小学校に入学する頃までの
「貧しさ感や空腹感らしきもの。」
は、経験している。
よく言われている
「もはや戦後ではない。」
というあの言い回しは、昭和31年(1956年)の経済白書に記載されたけれど、私達の年代には
「末は博士か大臣か!」
という、勉学にいそしみより高みを目指すことを良しとする教えがあった。受験戦争という言葉が生まれたのも、確か私達世代の、進学時期だったのではなかろうか。
良い高校に入学し、良い大学に進学して、自身のためはもちろんながら、社会のために働くのが当然と考えられていた。
ところが、まずもって「受験戦争」が否定されるようになった。一つには、我が国日本が十分豊かになって、中学生や高校生に、
「競争を煽ることは、間違っている。」
といった、変な平等主義がまかり通る様になったからであろうか?
運動会の徒競走では、順位付けはやめて皆で手をつないでゴールするという教育理念が、跋扈するようになってしまった。
こんな社会背景が、諸悪の根源という気はないが、そして話が飛躍するようながら
「良い製品を生み出すための良い競争より、売るためにはともかく見栄え!」
といった具合になったのではないかと思案している。
(この稿続く)

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2023年04月15日

データ改竄の記事

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インターネット新聞で、日本でも有数の電気機器メーカーの検査データ改竄記事を読んだ。今回の記事は、子会社というか下請け会社というかの、改竄に関してである。
「ものつくり日本の誇りはどこに行ったんや?」
なんぞと、ちょっと感傷的になりながらテレビに目を向けたら
「大阪の老舗料亭で10年修行をした腕前です。」
というオーナーシェフが出ていた。
「おやあの老舗料亭、十年ほど前に不祥事を起こして廃業したとこちゃうんか?」
と、思い出した。
「そんな料亭で修業したんやったら、その腕前信用でけへんがな!」
と、思わずテレビに返したい気持ちになりながら、あれこれ思案を巡らす。
それにしても、バブル崩壊以降30年近くを経たが、この種の醜聞後を絶たない。まぁこれも我々団塊世代の責任という事になるのかもしれないが、少なくとも我々世代は、矜持というものを持っていた。そして
「お隣の国々の製品に比べたら、日本製は質が高いもんなぁ!」
なんぞとうそぶいていたような気がする。だから手を抜いたり、改竄したりなんぞと考えたことはないとの自負がある。それが
「だましてもばれなければ・・・。」
なんぞという風潮、いつから蔓延したんだろう。
これも我々団塊世代の責任だと、批判されるのだろうか?

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2023年04月14日

シニア川柳

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故郷の知り合い、と言っても俗にいう一回り・12歳年上のKYさんが、シニア川柳というのをLINE添付で送ってきてくださった。結構良い出来で、思わず身につまされる内容もある。以下がその内の七句、若い人なら笑ってすます内容だろうが、古希を越えて四年の我が身には、しみじみとした実感がある。

老体に 耐震補強か 杖一本
年金を 親子で貰う 家が増え
カードなし 携帯もなし 被害なし
八十路越え 大器晩成 未だならず
腹立ちを 仏に聴かす 独り言
人生の 時間は減るのに 暇が増え
定年で 働きバチから お邪魔虫


とりわけ五句目は、天邪鬼爺の私には、ぴったり似合いの句である。
余談ながら、一回り年上という事で、お互い妙な親近感があり、50歳ころから親交があり、あれこれと教えて頂いている。例えば
「還暦になれば・・・。」
「70歳代は、まだ楽しめる年代。」
「80歳代になって、急に足腰にがたが来たなぁ。」

等々。とはいえまだまだお元気で、私の実家の裏の畑をつくっていらっしゃる。今年も水なすを頂けそうと、期待している。

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2023年04月13日

Jアラート

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午前8時(シンガポールでは午前7時)Jアラートが流れた。
北海道周辺に北朝鮮の打ち上げたミサイル(?)が落下するという。
「頑丈な建物の中に避難してください。」
と、繰り返し言っている。
我が家では日本のテレビ放送を、そのままネット配信してもらっているから、日本のニュースがほとんどリアルタイムで入って来る。
それにしても今日のJアラートには、いささかギョッとさせられる。
北海道の住民の方々にとっては、それこそ他人ごとでは無かろう。
頑丈な建物の中に避難しろと言われても、実際何處に逃げればいいというのだろう。
これが外出中なら、そして都心界隈を歩いていたなら、とりあえず通りかかったビルの中にでも移動できようが、自宅にいたなら、そしてそれが木造ならいやはや救いようがない。文字通りパニックになってしまう。
まぜっかえすつもりはないが、それにもし落下物がミサイルなら、頑丈な建物で本当に助かるのだろうか?
こんな風に思案するとき、日本政府の出すJアラートは、本当に無責任だと考えさせられる。つまるところ、戦中の空襲警報に近い機能しかないじゃぁないか。今回のことはともかくとしても、犠牲になるのは一般大衆という事だし、お役人様や政治家のセンセイ達は、その程度しか一般大衆の安全を考えていないという事なんだろう。
(この稿続く)
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posted by zen at 10:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題