2026年07月04日

宵の蜘蛛は

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アメリが合衆国・独立記念日  250周年

昨晩深夜の事。
飼い犬のシロが、夜中にごそごそ。
どうも居間を徘徊している雰囲気もあり、
「ワンコにも寝付きの悪い日もあるのだろうか?」
なんぞと、取り留めのない思案を巡らせつつ居間に降りて行った。
「シロはどこじゃ?」
と電灯のスイッチを入れたら、大きな蜘蛛が眼に入ってきた。
「宵の蜘蛛は、親と見ても殺せ!」
という、おばぁさんの言葉を思い出し、はいていたスリッパを手に持って一撃。
見事に退治できたので、さてシロはと探してみれば、涼しい顔をしながら水を飲んでいる。
そういえば夕方出かけた昨日開業の犬カフェで、ワンコ用のポトフを喜んで食べていたっけ
「意外としょっぱかったのかなぁ?」
なんぞと思案していたら、水を飲み終えたシロはベッドに戻っていて、ほどなく御就寝。
「シロは、わてが昼に取り逃がした、蜘蛛の気配を感じて教えてくれたのかも知れない?」

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2026年07月03日

ラウンド32

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北米で開催中のサッカーワールドカップ、日本代表はブラジル代表に惜敗して、ベスト16入りを逃し、帰国したようや。
先月半ばからというもの、テレビをつけたら、どこの局もこのワールドカップの話ばっかり。スポーツ観戦好きのこの天邪鬼爺でも、さすがに食傷気味で、大いに辟易しとった。
同胞として、日本代表の敗戦は正直寂しい。けどその一方で、過熱気味やった報道も、これで少しは下火になるやろうと思うと、ほっとしている自分もおる。
それにしても、このワールドカップのエンターテインメント化には驚かされる。開催団体FIFAの興行路線に加えて、お祭り好きの西洋花札大統領の後押しも、かなり効いとるんやろう。両者の思惑が見事にかみ合うて、電気回路でいう「正帰還」みたいに、ますます熱を帯びて発振しとるようにも見える。
西洋花札大統領にしてみれば、イラン戦争で傷ついた政権への評価を、このワールドカップの盛り上がりで少しでも帳消しにしたい。そんな思惑もあるんちゃうかと、この天邪鬼爺は穿って見ている。
そのアメリカ代表もベスト16へ進出し、次はベルギーとの対戦や。ホームの声援を背に、うっかり勝ち上がってしまう可能性も十分ある。少なくとも今のところ、開催国としても政権としても、事態はおおむね思惑通りに進んどるように見える。
まぁ、それが面白いかどうかは、まったく別の話やけどな。
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raunndo
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2026年07月02日

半夏生

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2026年も、早いもので半分が終わった。
そして今日は「半夏生(はんげしょう)」。夏至から数えて11日目に当たり、昔から田植えを終える目安の日とされてきた。いわゆる「雑節」の一つである。近頃はAIで調べても、田植えがこの日よりあまり遅くなると、稲の生育が悪くなり、不作につながることもあると教えてくれる。
そういえば、この数日の雨の間に、家の近くの田んぼの稲は、ずいぶん緑が濃くなってきた。
二週間ほど前、田植えを終えたばかりの頃の苗は、二、三本が頼りなく立っているだけで、いかにも儚げに見えた。それが今では、少しずつ根を張り、田んぼ全体に力強さが感じられるようになってきた。やはり苗代から移し替えられたばかりでは、根もしっかり張っておらず、落ち着くまでに十日余りは必要なのだろう。
ワンコとの散歩の途中、田んぼの中をのぞいてみると、オタマジャクシが元気よく泳いでいた。毎日少しずつ大きくなり、何日か前には後ろ足も生えてきた。もうしばらくすれば、一斉にカエルへと姿を変えるに違いない。
緑を増した田んぼも、あと一、二週間もすれば、夜になるとカエルの大合唱が始まるのだろう。今年もまた、本格的な夏が近づいてきたことを、耳でも感じる季節になる。
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2026年07月01日

ケイコ・フジモリ

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文月・朔日

地球の裏側の国ペルーで、日系のケイコ・フジモリさんが大統領選に勝利したようである。
父上アルベルト・フジモリ元大統領の失権以降、四度目の挑戦での勝利。御本人も、さぞかし感慨深いことだろう。日系人の一人が南米の大国の頂点に立つというニュースに、日本人として、わて天邪鬼爺も何やらほんわかとした気分になる。
対抗馬の候補者は、僅差であるとして再確認を求めているらしい。とはいえ、まず結果は変わらないだろうというのが、天邪鬼爺の見立てである。
さて、新大統領となるケイコ・フジモリ女史は、日系三世あるいは四世のペルー人なのだろう。御先祖がペルーへ渡られたのは、戦前の昭和初期、あるいは大正年間あたりであろうか。あの頃、日本から南北アメリカ大陸へ渡った移民は少なくなかったと、かつて歴史で習った記憶がある。
そういえば、ペルーのマチュピチュ村の名誉村長も日系人であった。よく知られているのはブラジル移民だが、かつての日本人は、実にたくましく世界へ出て行ったのである。
翻って昨今の若者は、海外へ遊びに行くことはあっても、その地に根を下ろして生きていこうと考えることは少なくなったと聞く。新聞報道からの受け売りで、どこまで正確なのかは分からない。けれど、少し寂しい話ではある。
もちろん、時代が違う。昔の移民と今の若者を単純に比べることはできない。それでも、地球の裏側で日系人の名前を聞くたびに、かつて海を渡った日本人たちの気概に、爺は思いを馳せてしまうのである。

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2026年06月30日

湿舌

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水無月晦日
二つの台風が東へ去り、梅雨前線が南下した昨日。いやはや大阪府は真夏であった。
わざと「真夏のような暑さ」とは書かない。ここは、あえて「真夏であった」と書いておきたい。
そして今日の天気予報は雨ではなかったものの、空はどんよりとした曇り空。朝からやけに蒸し暑い。残念ながら、今夕あたりからまた雨降りが続くのだろう。
それにしても、この蒸し暑さ。昔はこんな時、「湿舌」という気象用語をよく耳にしたものだ。近頃はまず聞かなくなった。
我々の日常の話し言葉が時代とともに変わるように、学問の術語もまた生きているのだろう。しかし私は、この「湿舌」という言葉が結構気に入っていた。暖かく湿った空気が舌のように伸びてくる様子を実によく表しており、肌にまとわりつくような湿気までも想像させる、何とも風情のある言葉である。
当時の新聞には、「湿舌」を舌の形に描いた気象図が載っていて、専門家でなくても実に分かりやすかった記憶がある。
言葉は時代とともに変わる。同じように、かつて盛んに使われた「ゲリラ豪雨」という表現も、気象の専門家の先生方はあまり好まれないようだ。しかし、マスコミでは今なおよく使われている。この言葉も、いつの日か姿を消すのかもしれない。
もっとも、その頃には突然の豪雨も高い精度で予測できるようになっているだろう。そんな日が来ることを勝手に期待しながら、今日も蒸し暑さに閉口している天邪鬼爺である。
しかし、蒸し暑い!
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2026年06月29日

前線が見えた

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ダブル台風が東に去った昨日夕方、思わぬ光景を見ることとなった。
夕方六時過ぎ、貝塚市東山地区にあるDIYセンターで買い物を済ませ、表に出た時のことである。大阪湾をはさんで北に望む神戸・六甲摩耶の山並みが、驚くほどくっきりと見えた。そしてその稜線に沿うように、雲の広がる空と夕焼けに染まる空が、東西に長く、まるで一本の線を引いたかのように分かれていた。
その光景を見た瞬間、四十年以上も昔の記憶がよみがえった。
今でいうポスドクの身分で、スウェーデンのウプサラ大学気象研究所に一年間滞在していた時のことである。ある日、昨日と似たような空模様に出くわした。その折、気象研究所の技官の夫人から、
「この研究所の教授が、このような雲の境目に着目し、その考えが後にノルウェーの気象学者たちによる『前線』の理論へと発展していったのですよ。あれが前線です」
と教えられた。
私の博士の学位は電磁界理論の分野で得たものであった。その後、名古屋大学空電研究所に籍を得てからは、「大気電気学」へと宗旨替えを始めていた。とはいえ、当時の私は気象学についてはまだまだ勉強中であったから、その一言には大いに教えられた思いがした。
空を見て、雲を見て、風を感じる。そこから大気の営みを読み解く。空電研究所の玄関に掲げられていた「観天望気」とは、まさにこのことかと、その時初めて身をもって知らされた気がしたのである。
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2026年06月28日

ワタル君からのメッセージ

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愛弟子のワタル君からSNSメッセージが届いた。
今年歳男で48歳。
めでたく再婚に漕ぎつけたそうだ。
野暮は言うまい、ここは素直に、「お幸せに!」の言葉を送っておこう。
ワタル君は、わて・天邪鬼爺が教授に昇進した頃の学生で、ダーウィンの雷観測にも参加している筈である。もはや二昔半も前のことになる。
ただ現地での出来事より、関西空港での顛末が、いまだに記憶に新しい。
関西空港でダーウィン行きにチェックインして通関手続きを済ませたというのに、
「機体の不具合で、出発は明朝になる。」
と搭乗口で知らされ、出発は仕切り直しとなった。我々は一瞬絶句となる。
ところが航空会社の説明では
「当方の都合による関西空港泊まりゆえ、関空島にある日航ホテルに部屋を準備する。」
との事。
「部屋を用意するという事は、ツインで二人一緒でしょうか?」
の問いには
「それぞれ別のお部屋を用意します。」
私はもちろん、ワタル君は大いに喜んで、
「友人をよんで、一緒に泊まってもいいですか?」
なんぞと尋ねていたっけ。
そして翌朝、おおよそ12時間遅れで、我々はオーストラリアに向かった。
ブリスベンだったかケアンズだったかで乗り継いで、ダーウィンへ
ワタル君、あの晩のことを覚えてますか?

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2026年06月27日

ダブル地震

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幼馴染で70年来の親友のユーサンは、西東京市に住んでいる。
40歳ころに転勤で東京に移って、行ってそのままいついてしまったので、今は天邪鬼爺のわては大阪府在住、ユーサンは東京在住と「泣き別れ」状態である。
そのユーサンから、昨日昼過ぎSNSが届いた。
「やばい地震や、まだ揺れてるで。ほんでその前にビルが揺れる程の落雷があった。」
というのである。
インターネットも中断したというから、落雷のあったのはほぼ間違いなかろう。
偶然にしてもやや出来過ぎの感がある。
地震の震源は、茨城県で震源地付近では震度6強とか弱とかで、西東京市でも結構揺れたに違いない。西東京市から見たら真東か・・・。
ユーサンの情報では、揺れは長周期だったようにも思えるが、どうなんだろう。
そして夜11時前頃だったろうか、今度は山梨県で震度6強の地震があった。
これはテレビを見ていて緊急速報が入ったので、ユーサンのSNSより先に知った。
西東京市から見れば、ほぼ西に震央があるようで、一日に二回も大きな地震に見舞われて、近畿育ちのユーサンにしてみれば、
「えらい迷惑な、地震達やなぁ!」
という事になろうか。ダブル台風にダブル地震、災害大国日本の面目躍如たるものである。
「冗談や無いでぇ!」

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2026年06月26日

二つの台風

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昨日に引き続いて、近づいている二つの台風の話題。
午前十時頃、貝塚市界隈はいやに静かである。
午前8時前には、結構激しく雨も降っていたし、遠くで雷が鳴っていた。
それが本当にしとしと雨で、風もほとんどない。
嵐の前の静けさといったところだろうか。
ただテレビの気象情報では、真北に上ってきている台風八号、紀伊半島には向かわずそろそろ進路を北東に変え関東に向かうような雰囲気。
はるか西にある台風七号は、九州、四国の沖を通って、これまた紀伊半島には接近しない模様なのは、有難いところ。
裏の畑で野菜を栽培している家人、台風接近を恐れて、トウモロコシを朝早くに収穫していた。畑造り一年目というのに、えらく立派な出来で感心。260626 家人のトウモロコシ.jpg
ビギナーズラックではなかろうが。
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2026年06月25日

ダブル台風

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台風二つが日本に向かっている。
確か今月初旬にも、日本列島に台風がやって来た。今回のはダブル台風だから、令和八年として、はや三つ目である。まだ六月だというのに、海の状態や大気の流れが影響しているのだろうか。
ただ、何でもかんでも「地球温暖化のせい」と片付けてしまうのは、大気電気学者の端くれとして少々抵抗がある。気象とは、そもそも「常に異常」なもの。その中で起きている現象なのだろう。
一方、台風の接近もあって梅雨前線が活発である。まだ梅雨末期という時期でもないのに、あちらこちらで大雨の予報が出ている。テレビの気象情報では、「線状降水帯」発生の可能性も告げていた。
この天邪鬼爺が子供の頃、毎年のように耳にした「梅雨末期の集中豪雨」。当時は原因など分からなかったのだろうが、今になって振り返れば、あれも線状降水帯による現象だったのかもしれない。
気象は本来、極めて複雑で不規則な自然現象である。ところが条件がそろうと、積乱雲同士が互いに影響し合い、まるで組織だった集団のような振る舞いを見せる。そこに自然の面白さがある。
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posted by zen at 18:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題