2019年05月24日

まことに小さな国が 2

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江戸時代250年間我が国は鎖国をしていた。
この鎖国に関しては、あれこれ批判もある反面、独特の文化を熟成できたと私は考えている。。例えば江戸の町の識字率、世界に類を見ないほど高かったと聞く。
国を閉ざして見分を海外に広めない代わりに、高い教育水準を達成していたのである。
そんな国民が、維新を経て「四民平等」を告げられたのだから、多くの若者達が坂の上の雲を目指したに違いない。そして国是を、「良い国、強い国造り」としたのだから、贔屓の引き倒しでなく、奇跡的な成長を成し遂げ得たのではなかろうか。ただその成長が今度は仇となり、国を滅ぼしてしまうような戦争を世界を相手にしたのだが、それは今回の主題ではない。主題はなぜ我が国は植民地にならなかったという点。
江戸の高い教育水準に加え、欧米列強に見習って、弱い国を踏み台にしたことも大きかろう。具体的には日清、日露の両戦争を経て、大陸に居留地を作り、半島を併合した。これで欧米列強は、我が国にちょっかいを懸けなくなった。加えて明治維新の頃のアメリカ合衆国は、南北戦争を終えたばかりで、自国の運営に重きを置かねばならぬ状態だったことも大きかろうとおもう。早い話、いろいろな要因があって、我が国は明治維新ののち植民地化されずに済んだのである。僥倖というべきか、それが仇で国がなくなる寸前まで行ってしまったというべきか。というのも、今日の我が国確かに経済的には恵まれてはいるけれど、ついつい本当にこれでいいのかと、考えさせられることが多いからである。
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2019年05月23日

まことに小さな国が

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朝日新聞インターネト版の記事、
「なぜ日本は植民地化を免れたか 世界の中の明治維新」
を興味深く読んだ。この命題は私自身の中でも、思い出した様に繰り返し現れてくる。
大国だった清国をはじめ、東南アジアの諸国がほとんど植民地となった。
私の住んでいるシンガポールだって、マレーシアの一部として大英帝国の植民地であった。
そんなアジア諸国の「体たらく」を思うとき、我が国が明治維新後比較的短期間の間に、列強の一国に名を連ねたのだから、奇跡というほかはない。司馬遼太郎さんの坂の上の雲によれば、
「まことに小さな国が・・・。」
ということになるのである。
まさか西郷隆盛や大久保利通が、偉かったからというのは解ではあるまい。
ましてや、伊藤博文や山県有朋なんぞではとてもとてもだろう。
ただ明治維新後、指導する側もされる側も、「良い国、強い国」を目指したのは事実だろう。右寄り思想の方なら、大和民族が優秀だからと短絡的に結論づけてしまわれるだろうが、それなら今日の我が国の主体性のなさ、アメリカ合衆国に依存しすぎる体制をどう解釈されるのだろう。今日の我が国、大仰に言うなら第51番目の州と陰口される時もあると聞く。だから大和民族は抜きんでて優秀な民族である筈がないのである。 
我が国には欧米列強の必要とする資源がない、我が国は大陸から離れた島国、等々の理由もあげられようが、これらとて本質的ではなかろう。記事の一部にあの当時の我が国の政治の曖昧さ「将軍と天皇」を挙げている研究者もいたが、これとて専門家の解釈の割には、はなはだ理解が浅いような気がする。江戸幕府の官僚機構が、そのまま明治政府の官僚機構の取り込まれたとは言えないまでも、明治政府の立ち上げが比較的うまくいったのには、江戸幕府の官僚機構に負うところが多いとも聞く。それゆえ国を挙げての、「良い国、強い国」を国是とできたのだろうとは、素人ながら理解でもある。(この稿続く)
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2019年05月22日

貴景勝我慢しろ

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新大関貴景勝、膝を負傷し休場。
と思ったら二日後には再出場して、なのに土俵に一日上がっただけで、またまた休場である。そもともと三週間の治療という診断が出ていて
「無理はさせない。まずは完治、来場所に再起をかける。」
という触れ込みがあった筈。この爺とて日本人故、
「新大関の今場所、期待に沿って活躍したい。」
という気持ちは痛いほど分かる。ただその意気込みが先走りしすぎて春に引退した元横綱稀勢の里の教訓が、まるで生きていないんちゃうかとも思う。
大相撲協会にとっては、待ちに待った「純和製」の大関じゃないか。
元号が変わって、大相撲協会も大相撲狂もその活躍を期待し、「令和の星」なんて呼び名まで出るありさまだったのに。
だからこそ、出たり入ったりのドタバタが気になる。気になるというより気に障る。
願わくば、期待の大きさに押しつぶされることなく、相撲史に残る力士に成長してほしいものである。

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2019年05月21日

プールの事故

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インターネット版の新聞で、
「プールでの飛び込み事故」
の記事を読んだ。飛び込みは禁止されているらしいが、それでも飛び込んでプールの底に激突、脊髄を損傷という記事である。記事に出ていたのは随分と前の事故とその当事者ながら、この種の事故は今日でも後を絶たないらしい。そしてこの爺にも、58年も昔の苦い思い出がある。思い出があるというよりは、正確にはこの記事を読んで思い出がよみがえったのである。
この爺の育ったのは大阪府南部の田舎都市で、中学校に入るまでプールなんぞというハイカラなものはなかった。だから夏ともなれば、池や川で泳いだものである。それが中学2年だったか3年だったかの夏に、通っている中学校の向かい辺りに市営プールができた。そもそも池や川で泳ぐことは禁止されていたのだが、子供達はそんなことにはお構いなしで遊んだものだ。ただプールの開設と同時に、中学校の教師の締め付けが一層厳しくなり、我々悪童たちは炎天下を30分ほど歩いてプールに出かけることを余儀なくされた。
その最初の日、私はプールの底に激突したんこぶを作った。ただ泳ぐための飛び込みで比較的鋭角で飛び込んだことも幸いし、脊髄損傷といった事態には至らなかった。
このことを思い出したのと同時に、脊髄を損傷するほどどうして強く激突するのだろうと、いささか不思議にも思った次第である。
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2019年05月20日

三連休

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ここシンガポールでは、今日は国民の祝日。Vesak dayというそうで、お釈迦様の誕生日。正式には昨日4月15日(旧暦)なのだが、例のハッピーマンデーのおかげで、土曜日を含め三連休となっている。まぁ70歳の身には、本当に良い骨休めの三連休である。
何度かこのブログでも述べているように、この国は中華系、マレー系、インド系の三人種に平等となる政策で、今回はインド系の祝日ということになろう。ただこの爺にとって若干難儀なのは、祝日がすべて「旧暦」にのっとってであり、年毎に日が変わることであろうか。かかる意味では、マレー系のラマダンは、モスリム暦故毎年4週間ずつ早くなり、10年余りで一周する。この地に来た年には、記憶に違いがなければ11月頃だった。その点中華系の正月や、イースター、それにこのお釈迦様の誕生日は、一か月程度の前後で、言うなら季節感(といってもこの地ではもともとないけどなぁ?)は、あまり変化しない。それに比べラマダンは、10年余りかけて一年を巡るので、本来なら変化に富んでいるだろうに。
もう20数年も昔、インドネシアのボゴール郊外での誘雷実験の折は、確かラマダン期であった筈。あの折が私にとって最初のイスラムとの出会いである。その後エジプトにも赴任したし、思えばイスラムとの付き合いも随分長いなぁ。
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posted by zen at 10:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 海外生活

2019年05月19日

讖緯思想

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昨日の余韻から。
十干十二支、たぶん古代中国人の考案なのだろうが、実によくできていると感心する。今年の我が国日本の元号の改元で、その印象が特に強い。というのも、古代中国当時は今日のような「西暦」なんてものはないし、世界も小さかったからでもあろうが、それでも「一年」という認識はあったろう。だから何年か前の出来事、何年か後の計画といったことを考えるのに、「甲子から始まって癸亥で終わる」60年は、当時の平均寿命よりはいくらかは長いこともあって、十分に機能したろう。これにこれまた彼らの考案になる元号と合わせれば、確実に年を特定できることになる。
確か高校の日本史で「讖緯思想」というのを習ったはずで、17条の憲法が甲子の年に当たり、そこから逆算して神武天皇の即位年を作り上げたのだ、と教わった記憶がある。少し話が飛躍してしまったが、
「歴史は60年毎に繰り返す。これは小さな繰り返しで、60年の21回分1260年で大きく歴史の展開が変わり新しくなる。」
といった内容であったと記憶している。つまり歴史の教師の仰りたかったのは
「神武即位後皇紀2600年(昭和15年)なんてものは、歴史的には甚だ怪しい!」
と、教えたかったのだろう。
まぁそんな批判的な話はせておき、60年をひとくくりにする年代の数え方は、中国の発送。そして時代は移り変わり、モバイルの5G論争、これまた中国が合えりか合衆国を一歩リードとは、やはり歴史は繰り返すようである。
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posted by zen at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 私の主張

2019年05月18日

アメリカ人は田舎者

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職場に、韓国から二人客人が来ている。
聞けば親子とのこと。親父さんは65歳、息子さんは29歳。
親父さんが会長で、息子さんが社長というから、二年ほど前話題となった我が国のあの家具屋を彷彿とさせる。ただ現時点では、二人に意思の疎通は取り立てて問題があるようには思わない。
まぁそんなことはともかく、親父さんが達者な英語を話し、あれこれ会話ができるのに、どうも息子さんはいまいち英語が達者で無いようだ。韓国の若者はみな英語が達者だと思っていたがそうでもないようだ。それにもう一つ。ほとんど漢字が理解できないようで、このことも驚きの一つ。1950年頃、韓国政府がハングルの公用を定めたとか、依頼小学校や中学校の授業では、主がハングルで漢字が従になっているそうな。
ちなみに私たちのやり取りを見ていたアメリからの客人、
「お前たちの文字はよく似ているなぁ!」
と、口をはさんできた。漢字は本来中国のもので、韓国にとっても我が国にとっても
「漢字は借り物!」
ということをご存じないらしい。止むを得ずそのことを説明したが、何やらつまらなそうなリアクションで、上の空である。まぁこのあたりが、アメリカ人が田舎者である証拠と、皮肉屋の爺はりかいしているが・・・。
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2019年05月17日

逃げ場のない話

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古い友人が我が家を訪ねてきてくれた。
古いと言っても当人は30代前半で、2016年まで同僚だった。
私がこの地にやってきたのは2013年9月だから、同僚だったといってもわずかに1年数か月。その間御当人は3か月間イタリアに留学していたから、同僚だった期間は1年余りに過ぎない。ただシンガポールに来た当初から、雷の観測についての議論をあれこれ行い、私がBOLTと呼んでいる装置の,子局に関してはほぼ理解できている筈である。そんなこともあって、現在は子局の製作に関わってもらっており、大仰ながらこの地右腕になりつつある。
ご本人はこの関係で博士の学位を取りたいと願っているようながら、定年退職した我が身には博士の指導権限は全くない。だから弟子の誰かに指導を頼まねばならず、指導できる候補者は少なくとも3名入る筈で、BOLT稼働の進捗と合わせながら考えていくしかあるまいというのが現在の理解である。

一月に父親に虐待されなくなった女の子の公判の内容を読んだ。その虐待ぶり、何としても許しがたい。逃げ場のなかったその女の子のことを考えれば、70歳の爺の目頭がついつい緩む。月並みながら、こんなことの二度とないことを祈りながら、・・・。
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2019年05月16日

サイエンスカフェで話す

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昨夕、James Cook University (ジェームズクック大学)に出かけた。
この大学はオーストラリアのケアンズにある大学で、その分校がシンガポールにあり、近隣の諸国から留学生を集めている。
実は先週金曜日、スターバックスで隣り合った御仁・マイケル氏は、たまたま大学の関係者で、お互い自己紹介しているうちに、
「夕方学生の集まりがあるので、雷観測の話をしてみないか?」
と持ち掛けられたのである。
水曜夕方のその集まりは、ビッグデータの処理に興味のある学生の集まりだそうで、この爺自身観測結果の効果的な表示方法はと常に模索している関係上、それならと出かけた次第である。
定刻の午後6時半よりは随分早くキャンパスに到着、キャフェテリアでアイスティーを飲みながら涼んでいるとくだんのマイケル氏がやって来てくれて、
「10分前には移動しよう。私ものどが渇いた!」
とのこと、取り留めない話題を肴の談笑となった。
やがて定刻となり学生の会合場所に移動したら、30名程度の学生が10面のディスプレイ毎に3〜4名が分かれて席をとっており、何やら議論している。
マイケル氏に促され、中央のテーブルで持参のラップトップパソコンを繋げば、全てのディプレイが同一画面。20分程度で話するようにとの指示を事前に貰っており、学会の講演のつもりで話題提供した。そしてお決まりの質疑応答、聴衆が専門外というのに、それなりの質問も出て、比較的有意義な「サイエンスカフェ」となった。
最後に世話役の学生さんからお土産を頂き
「英語が得意でない学生もいますので、理解できなかったかも知れませんね。」
との、コメントも貰った。ちなみにその学生、Josephというフランス人、パリからの留学生でした。
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2019年05月15日

北方領土奪還? 2

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昨日の続きや。
北方領土の墓参に同行した国会議員センセイ
「戦争してでも取り返さなぁ!」
と元島民に迫って、結果的には不愉快な思いをさせてしまったと詫びをいれ、所属する政党から離れることになった。この爺は政党を離れること程度で、赦すなんてできへんと思う。国会議員を辞職してもらいたいもんや。
そもそもあの議員センセイ、いちょど酒を飲んで大失敗やらかして
「今度酒を飲んだら、議員辞職します!」
とツイッターしてたらしい。そのことを記者さんに問い詰められると
「一度選挙してますし。」
と、言い訳してるんや。しかしそんなへ理屈があるかいな。
自分が政治家ちゅう自負信があるんやったら宣言したことは、やっぱし守ってもらわんと、そら困るわな!
今回は北方の事件やったけど、こんな議員センセイ沖縄に行っても、やっぱし神経逆なですること平気で言うんやろうな。埋め立ての話も県民の反対意見は、たぶん耳に入ってナインちゃうかな。
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posted by zen at 08:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 時の話題